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電車男見て来ました!
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このような紆余曲折を経てやっと見れた「電車男」

そんな「電車男」のレビューです。

ストーリーについては僕の書いた原作本のレビューを参考にしてください。

当初2ちゃんねる独特のフレーズや
掲示板での会話をどのようにして表現するのか気になったが、
電車男を応援する主な7人を中心に
掲示板での盛り上がりを上手く表現できていたと思う。


そして山田孝之演ずる電車男の純粋さから来る不器用さというものを
コミカルにそして見ている方が微笑ましくなる描かれ方をしていた。
そして少しずつ見た目だけでなく仕草も変わっていく様子を見事に演じきっていた。

他方でヒロインのエルメス(中谷美紀)については想定の範囲外であった。
そう感じたのは僕が原作本を読んで勝手に描いていた
エルメス像と映画のそれとの違いである。
まず家庭環境であるがお嬢様として描かれていた点である。
僕のイメージは一般家庭でのびのび育った女性というものであったからだ。
そして大人の女性として描かれているのはもちろんのこと、
エルメスの演技に「母性」を強く感じた
原作にもエルメスの「母性」をうかがえたが、
特に年下の電車男を掌で転がすような「大人」を強く感じた。
つまり原作では「大人」>「母性」
映画では「母性」>「大人」に感じた。
最初はイメージと違ったが新たなエルメス像を見れたと思う。

そしてこの映画はどういう映画だったのかを振り返ってみると、
主人公は電車男でもエルメスでもなく、掲示板の住人だと思う

掲示板の住人代表ともいえる電車男を応援する7人は、
それぞれ色々な悩みを抱えている。

夫婦仲が上手くいってなかったり、引きこもりだったり、
かつて付き合っていた男性を引きずっていたり…

そういう人たちの「今の状況を変えたい」という気持ちが
電車男という偶然掲示板で知り合った一人の男を応援する原動力になった

そして結果的に電車男はエルメスに告白することが出来、成就した。
しかし電車男は告白の際、おしゃれな格好ではなく、
ダルダルの百式Tシャツにメガネをかけた今までのアキバ系に近い状態。
そんな電車男の姿にも関わらず、エルメスは彼を受け入れた。
つまり彼女は電車男のアキバ系の側面を優しく受け入れたのかもしれない。
そう考えたら
電車男の本質は何一つ変わっていない。
変わったのは電車男ではなく掲示板の住人であろう。

言葉を変えれば電車男が触媒となって、
住人達がこれからを歩みだすエネルギーを彼らに与えてくれたのだろう

ラストの方で7人の住人は前向きにこれからを生きていこうとするシーンが
このことを象徴している。
夫婦仲が少し好転するような笑顔になり、
引きこもりだった人間は外に出るようになった。
過去の恋愛に拘泥していた看護師は彼氏の写真で飛行機を折って飛ばした。
電車男が勇気をもらったと同時に掲示板の住人も勇気をもらった。
一方通行の描かれ方ではなく、双方向のそれにしたのには好感を持った。

マイナス要素は2点
まず主題歌である。
ORENGE RANGEの歌がどうも軽い印象を持つ。
僕個人のリクエストだとスピッツに歌って欲しかった。
あとエンドロール終了後のシーンで思いっきり興ざめした
なぜならドラマ版「電車男」の電車男、エルメスを登場させているからだ
ドラマを成功させたいという製作者側の意図もわかるが、
中途半端にドラマのキャストを絡ませることで今までの感動余韻が一気に無くなる。

最後で興ざめしたものの、
クスリと笑えたり、ちょっとジーンとなったりできる楽しい映画だった。


得点:3.5(得点は0〜5点で0.5点刻みとする)
◎プラスポイント
 ・主役はもちろんのこと脇役が好演
  (酔っ払いの大杉漣さん、エルメスの友人西田尚美など)
 ・掲示板の住人の悩み、これからを描いていた点
 ・テンポ良く飽きずに見せてくれる展開
◎マイナスポイント
 ・主題歌(僕の好みではなかった)
 ・ラストのドラマの番宣を兼ねたシーン


最後に…見た人に質問!
電車男が会員制の部屋にエルメスを連れて行ってそれが失敗に終わった時、
慌てて電車男がネットカフェに入って調べものをしているシーンで
エルメスが彼の姿を少々切ない表情で見るというシーンがありましたが、
あのシーンに反映されているエルメスの心情はどうだと感じましたか?

僕はエルメスの存在が電車に無理をさせてしまっているという申し訳なさによる
表情だと思いました

そう考えることでその後のエルメスの「一緒にいないほうが…」の
発言に繋がってくるのかな?と考えました。



P.S.
実は…この映画を見て泣いちゃいました
だって電車男(山田孝之)が雨にぬれて_| ̄|○な格好をしたときに、
セカチューを思い出してしまったから
takayuki.jpg

(セカチュー最終回より)


今週末ドラマ版セカチューでも見ようかな。



【お知らせ】
これから僕が見た映画のレビューをカテゴリ「映画」を作って、載せていこうと思います。
今回の「電車男」が「映画」カテゴリの第1弾です。
そんなにたくさんの映画は見れるとは思いませんが、
皆さんの視聴の参考になれば幸いです。

[2005/06/18 00:02] 映画 | トラックバック(1) | コメント(2) | top↑
≪6月18日放送「悲しき恋歌」第8話「絶望のヘイン」 | ホーム | ひとつの映画を見るために…≫
コメント
[]
TBどもです^^

で、早速「最後に…見た人に質問!」ですが^^

うんぼぼさんの解釈に似てるけど

ネカフェの電車男の姿って エルメスが初めて見た ナマ電車男だと
思うのです。

それまでの エルメスの前の電車男って 素じゃないというか
着飾った姿というか…

だから、素の電車男を初めて垣間見たエルメスは
エルメスと電車男の たとえば「年齢差」、
「生活環境の違い」、「趣味・思考の違い」

そういったものの違いに あらためて気づき もしかしたら
戸惑った… 

そんな感じを表現しているのではないか?と思いました。

 
[2005/08/11 18:13] URL | ブタネコ [ 編集] | top↑
[ブタネコさま]
コメントの返信が遅れてしまい申し訳ありません。

>ネカフェの電車男の姿って エルメスが初めて見た ナマ電車男だと
思うのです

僕の頭の中では「ナマ電車男」という認識がなかったので、
「なるほどな」と感心いたしました。

ちなみにドラマ版セカチューを見て若干「廃人」レベルです^^
[2005/08/24 12:32] URL | うんぼぼ@管理人 [ 編集] | top↑
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映画版「電車男」
公開が間もなく終了…ということで 映画版「電車男」を観に映画館に行ってきた。... 『ブタネコのトラウマ』 Blog版[2005/08/11 18:30]
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